略歴にもあるようにギレルメさんの興味は多種多様にわたる。
言い換えれば、少しでも興味をもったことはチャレンジしてみないと気が済まない性格。
「好き」を確信した飲食業界で、提供する料理をつくる側から、お客様にサービスをする側に転向した理由を聞いてみたところ彼はこう答えた。
「楽しそうだったから。」
一切の曇りない気持ちの良いこの答え。これが彼の強み。そしてこう続けた。
「アルバイトで調理場を経験していたので、作り手側の楽しみだけでなくて、いわゆる苦労も未経験の人よりは理解しているつもりです。だからサービス側としても、料理を預かるタイミングの合わせ方など過去の経験が本当に役にたっています。」
ギレルメさんのモットーは「まずはやってみること。」
損得で考えたり、悩んで時間を無駄にするよりも、躊躇せず、すぐに行動に移せる彼の成長速度は驚くほど速い。

「普段の主な仕事はフレンチを通したお客様へのサービスですが、最近では長い間あこがれだったバーテンダーとしてカウンターに入らせてもらうことがあり、その時は改めて身が引き締まる思いになります。」

ギレルメさんには、同じ職場にあこがれのバーテンダーがいるそうで、その存在はまさにヒーロー。彼らが揃ってカウンターにいる姿は最高にかっこいいと言う。カクテルは同じ材料を使って、同じ手順でつくったつもりでも、創り手によって全く味が変わってくるそう。それほどバーテンダーの仕事は奥が深く、決してゴールはない道だからこそワクワクするし、何よりそうしたヒーローたちとの仕事は常に刺激があり、ギレルメさんの何よりのモチベーションになっている。

ちなみに、お酒は以前から好きだったし、強かったそうだが、何度か失敗も経験して…飲み方も変えたので、むしろかなり弱くなったと笑って話してくれた。

人は普通においしいものを食べても「美味しい」とわざわざ口にすることは意外と少ない。逆に言えば、こちらがお客様に伺わずして「美味しい！」という言葉が聴けた時は、きっと直感的に脳や心がそう感じていただけたに違いないと確信するそう。特にギレルメさんがおすすめした料理やワインで、その一言を聴けた時は最高にうれしい瞬間とのこと。

そんな一言をさらなる自身の推進力にして、もっと成長していきたいと語る。「味」や「サービス」はもちろん、それにプラスして「人」に会いに来ていただけるような店舗、ホテルでありたいと言う。ギレルメさんの夢、それは「横浜ベイシェラトンのギレルメに会いにきたとおっしゃっていただけるお客様をお迎えすることです」と少し照れながら話してくれたが、きっとそれは遠くない未来になるかも知れない。

入社したころは、これまでの経験の一歩も二歩も先を行く、テーブルマナーや、敬語、謙譲語などの言葉使いに苦労したことがあった。それにも慣れた今、最も難しいのはいわゆる所作。無駄のない動き、そしてその動きのキレ、バーテンダーであれば、その創る過程をも魅せる堂々たるパフォーマンス。これは今もなかなか先輩方に敵わない。

次のステップにピントを合わせるとゴールがかすみ、ゴールばかりを気にすると今度は手元がおろそかになる。
お越しいただける全てのお客様を魅了させられるようなパフォーマーを目指します。

これを見てくださり、私たちのホテルへの応募を検討されている皆さま。

何も恐れずに、飛び込んできてください。
まずはやってみてください。

きっとその一歩で新しい自分に会えたり、自分の人生が全く別の色に変わったりすることがあります。

一緒に働けることを楽しみにしています！